就活の話を聞くならおじさんに聞け

20110201
現代ビジネス
学生さんたちの間違いだらけの「会社選び」 いまどき銀行? なんてウブな就職人気ランキング」より

記事の中身はとても現実的で的を得ています。

「企業側からすれば応募人数が数万単位とあまりに多くなりすぎ、全員を公平に審査できなくなった。採用の効率化を進めるには、ターゲット採用が手っ取り早 い。それに気付かず、企業分析も十分にしないまま、インターネットで大手企業ばかりに応募していてはいつまで経っても内定を勝ち取れな

            →企業が行っている理由(厳選採用)と背景(応募数が多すぎる)が読み取れれば、
                時間に追われて完成度がES大手ばかり応募するという動きには基本的ならないと思う。
                また、残念なことだけど、記事にあるとおりESも読まず学校名で
               カテゴリ分けされるのは事実。
 

銀行。かつては高給、安定ともてはやされた職環境に最近、変化が起きている。
「メガバンクでは定年の早期化が進んでいて、役員になれないほとんどの行員は50歳前後で関連会社などへ出される。最近では40代半ばの行員に第二 の人生を考えさせる通称『黄昏研修』も行われている。この年齢での出向は片道切符。これからはバブル入社組が大量にこの世代に突入するため、出向先さえま まならなくなる」(メガバンク幹部行員)
背景にあるのは市場の縮小。国のGDPに比例すると言われている銀行の業績は、急激な人口減少が進む国内では頭打ち。人気企業トップ30に三菱東京UFJ銀行、みずほFG、三井住友銀行、りそな銀行などがランクインしているが、業界の未来は明るくない。
学生の中には「銀行はインフラ産業で潰れない」という志望理由で入社してくる者も少なくないというが、考えが甘すぎる。東大、早慶など有名大学の実力者ばかりが内定する中で、勝ち残れる自信がないなら避けたほうがいい。

→今年の就職活動人気ランキングでも、国内銀行は人気がかなり高い。
もちろん高給で安定という二文字があるからで、その気持ちはよくわかるんだけど、
本当に金融で生きていく気概がないと、これから厳しい立ち位置になる銀行では
やっていけない。 
現に、社員は営業をする(インバウンド・アウトバウンド問わず)方向性になっており、
学生がイメージする金融の認識とはギャップが出てきていると思う。
 
しかも商社マンは頭がいいだけでは勝ち残れない。接待で朝まで飲んだ後、そのまま出社してケロッと会議をこなし、時間を見つけて合コンにも出席するような人がたくさんいる。無尽蔵の体力と知力がなければ淘汰される世界です」(大手商社幹部社員)
とくに商社に限った話ではないが、社会を乗り切るためには、体力必須。
「そこそこでいい」と自分で線を引くと本当に「そこそこの人間」になってしまう。
ハードな働き方を聞いただけで、引いてしまう学生さんもいるけれど、
「それぐらいへっちゃら」ぐらいの精神的・肉体的にもタフさを
企業は求めている事を知ってほしい。
仮に今体力がないなぁと思ってても大丈夫。仕事で体力も精神力もつきます。

まだ社会との接点も少ないので、なかなかリアルな社会人イメージを持つことはないが、
この記事に書かれている事が、リアルに起きている事と認識できれば、
かなり就職活動の動きも変わってくると思います。
いつも学生さんには言っているけれど、人事担当者や就活友達だけでなく、
現役の社会人と話をするのが一番ヒントになると強く思います。
おっちゃんから話を聞いてみては?
 

この記事を書いた人

花城 康貴
花城 康貴
1978年生まれ。特定非営利活動法人フローの代表理事。リクルート新卒入社後、新規営業から商品企画、ネット集客を経験、2010年退職後、自身で通販サイトをオープン、2013年大阪に帰阪、2016年に教育事業を開始。2018年6月スウェーデン訪問時にSDGsに触れ大きな衝撃を受ける。好きな言葉は、「一燈照隅 万燈照国」SDGsの理念と似てるなと感じています。

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