また救急車が来た

これと同じ救急車が来た

最近ウチには2日に1回のペースで救急車が来ます。 患者はLina。
症状は呼吸不全(まったくできないってことはないと思うが、正式な病名は知らない)。中国から帰ってからすぐに発作が出たらしく、一日数回発作が起きるらしい。 本人曰く、最近のイギリスは本当に天候がころころ変るので、呼吸器系がそれについていけないのが原因らしい。 個人的にはちょっとピンとこない。
だた、今日ははじめて彼女の症状を目にしてびっくりした。ものすごく。

彼女から症状を聞いたのはすごく最近で、それまではもう一人のフラットメイトのKentのみに話していた模様。 まぁ同じ中国人だし病気の相談だし、言葉がより伝わるほうがいいのは事実。 
ただ、その後のKentが話をしてくれて、「寝る時に発作が起きるとかなり危険だから、ドアを開けて夜寝てくれて」と頼まれたり、一度発作がでると本当に呼吸ができなくなるらしくかなり危険な状態だったらしい。 
そして今日。 自分が部屋で晩御飯を食べていると下のドアを誰がおもっきり叩く音が聞こえた。 最初は自分のドアじゃないのかなと思い、テレビの音を消したんだけど なにか「ヒィーヒィー」って音が聞こえてきた。 それが発作が出た時の彼女の呼吸音だった。
その時はひょっとしてこれが発作かと思い、あわてて下に下りドアを開けるが誰もいない。 けどリナの部屋が開いていたので中を覗いてみるとベットに横たわって、呼吸困難なLinaを発見。 白目をむいて素人が見てもかなり危険そうだった。
とりあえず救急車を呼ぼうと思ったが、彼女が机の方を指差したのでそっちを見ると 呼吸を助けるための道具かと思われる機器を発見。 彼女は救急車を呼ぶのを拒否して機器で呼吸する。
10分後。 だいぶマシになった感じだけど、まだ肩で息をしている状況。 とてもじゃないが、一人で家に置ける状況じゃない。 Kentが夜通し部屋のドアを開けて彼女の呼吸が変になったら、見に行ってたのがよく分かる。
さらに10分後。 かなりマシになった感じでやっぱり救急車は呼ばなくていいと彼女は言う。 今は機器と薬があるので、また発作が出たらすぐに教えてと伝えて結局自室に戻る。
そして2時間後。 大型車がウチの家の前で止まったので、窓から覗くと救急車だった。 また発作だと思い、急いで下に下りドアが開けっ放しのリナの部屋をまた覗くが 今度が本人がいない。 すると同時に、玄関がおもっきり叩かれているので、ドアを開ける。 救急隊員2人が立っていた。
彼女がどこにいっちゃったのか、救急隊員と探し回ったが、なんとトイレにいた(トイレからさっきの呼吸音が聞こえた)。最初鍵を開けて出てこれるのかとハラハラしたが、なんとか出てきた。 しかし、また発作を起こしたらしく今度は本人が救急車を呼んだらしい。 
彼女は今晩入院するんだろうけど、本人曰く、酸素を吸引したらかなり楽になるらしく明日には帰ってくると言っていた。けど個人的にはやっぱり一晩だけの入院じゃ今までの繰り返しになるので(数回同じようなことを繰り返してる)ちゃんと治療せななぁ・・・ 近いうちにプレイベートの医者を探すと言ってたけど、急がねば。

ただLinaの話とはすこし離れるが、イギリスの医療制度が留学生に優しくない事実があるのも否めない。
基本的に留学生はNHSで100%治療費をカバーしてくれるけど、あまりにも患者数が多すぎるので普通に診察に行った場合急患以外は気が遠くなるほど待たされる(Linaは6時間 自分の腰痛の治療の際は予約だけで3ヶ月待ち)。 そのため、費用が高いプレイベートの医者もあるんだけど、そこは留学生 誰も知らない。 しかも、唯一紹介してくれる学校も今は夏休みのせいでお休み。
さてどういう風にGPを見つけれるれるかなぁ・・・ (病院で紹介できないものかな) 
それにしても最初彼女を発見した時は本気で人工呼吸がいると思った。

追記:

11時すぎに戻ってきました。

この記事を書いた人

花城 康貴
花城 康貴
1978年生まれ。特定非営利活動法人フローの代表理事。リクルート新卒入社後、新規営業から商品企画、ネット集客を経験、2010年退職後、自身で通販サイトをオープン、2013年大阪に帰阪、2016年に教育事業を開始。2018年6月スウェーデン訪問時にSDGsに触れ大きな衝撃を受ける。好きな言葉は、「一燈照隅 万燈照国」SDGsの理念と似てるなと感じています。

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