マークス買収される?

NIKKEI NETで興味深い記事があった。イギリスのスーパーマーケットの1つであるマークス&スペンサーが買収されるかもしれないのだ。 
マークス&スペンサーは、イギリスの代表的なスーパーマーケット:TESCOやSainsbury’sなどの街の中心から少し離れた郊外に大型店を出店方法ではなく、店舗面積こそは2つのスーパーに負けるが街のど真ん中に出店するのである。 そしてターゲットも比較的お金がある層を狙っており商品の値段も高い。 また、最大の特徴としてマークス&スペンサーで売られている商品はすべて自社開発なのである。 それこそ、パンツからコーラまで。
衣料専門店チェーンを保有する実業家が動いているようなので、もし買収が成功した場合 マークス&スペンサーがどう変るのか見ものである(衣料はマークスのメイン商品)。
以下、記事の引用。

「英M&Sに買収提案、実業家が「最大1兆8000億円」
 【ロンドン=野沢正憲】英国で衣料専門店チェーンなどを保有する実業家のフィリップ・グリーン氏は3日、英大手総合スーパー、マークス・アンド・スペンサー(M&S)を買収する意向を表明した。買収額は最大90億ポンド(約1兆8000億円)と、欧州の流通業界で最大級の買収案件となる。
 M&Sは英国に300店超を持つほか、海外28カ国・地域に展開、2004年3月期の売上高は83億ポンド。創業120年の名門小売業で、日本の流通業界も商品政策などの模範としたことで知られる。
 ただ昨年以降、主力の衣料品販売が価格競争のあおりで落ち込み、株価が下落、買収対象になるとの観測が高まっていた。グリーン氏は英大手衣料専門店の買収実績がある実業家で、現金と株式交換による買収を表明。M&Sに対し、詳しい経営情報の開示を要求した。
 グリーン氏は敵対的買収の意向がないことを明らかにしているが、M&Sは経営陣を刷新し、対抗する姿勢を見せている。グリーン氏が買収価格を引き上げないと、株主の賛同を得られにくいとの見方も多い。
Source: NIKKEI NET 2/06/2004

この記事を書いた人

花城 康貴
花城 康貴
1978年生まれ。特定非営利活動法人フローの代表理事。リクルート新卒入社後、新規営業から商品企画、ネット集客を経験、2010年退職後、自身で通販サイトをオープン、2013年大阪に帰阪、2016年に教育事業を開始。2018年6月スウェーデン訪問時にSDGsに触れ大きな衝撃を受ける。好きな言葉は、「一燈照隅 万燈照国」SDGsの理念と似てるなと感じています。

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