2つ目の奇跡

ロンドンからの帰り結局 OxfordのCityからタクシーで帰ってきて少し凹み気味に部屋に戻った。 そしてふと携帯を見ると着信履歴がChatからだった。 彼は夜になるとよくMessengerを上げているのでとりあえず自分も立ち上げてみると案の定彼もいて 何か用事があったかと尋ねてみた。 どうも今日(月曜日)学部から彼宛にメールが来て1つ追試が決定したのだった。 あのChatがまさかRefer??? 追試?? ありえない・・・ そしてすぐ自分の結果が気になった。
帰ってきたコースワーク達

いつもDistinction(一番いい評価。 Distinction>Merit>Passの順)を連発するChatが追試を受けるなんて、彼自身も狼狽してるって感じだった。 なんで落ちたのか分からないと彼は言っていた と言うより少し怒ってた。
と言うのもこっちの大学でもすべての科目が終了した後、今までのテスト、課題の平均を取って全体のグレードを付ける、彼はそこでもDistinctionで卒業したかったので、今回の追試は平均点を下げちゃうから痛いらしい  ん~悩むポイントが違うね♪
それに反して、自分の場合はとりあえずPassできたらOK!それが最優先。 望みが低いと思われるかもしれないが、イギリスに8年もいるChatと同じに考えること自体間違っているw グレードのは2の次 3の次 とりあえずPassする事が第一目標。だってそれ自体難しいんだから。
で、そのChatの所に追試のメールが来るぐらいだから、自分の所に来ないわけがない。 そもそも今回提出した4つ 1つを除いてまったく自信がなかった。
Mikeが自分のSupervisorになってくれて色々指導してくれた、Contemporary Issues(日本のEntreprenuershipをしたやつ)はたぶんなんとかPassはしてると思う。 と言うのも実際DraftとしてMikeに数回見せてあるのである程度の質はすでに持ってるハズと思うから。 
問題は Strategic Management, Intercative Skills とChatが落としたDissertation Proposal この3つは本当に自信がない。Passどころか24点以下もひょっとしたらありえるかもしれないぐらい。 うちの学部に限って1度でも24点を下回ると一発Fail 俗に言う落第。 25点未満なら追試の権利もなくコースを続けることが不可能になる。
みんなが何よりも恐れてるのがこの一発Fail もちろんみんなもまさか24点以下なんて提出したら取らないよと言うが、実際このStrategic Management、去年の学生は15人も落ちて しかも数人一発Failを出したことがる科目。 
前のEntryにもある通り 自分のStrategicのグループワークはほど崩壊寸前だったので受かってること自体が奇跡みたいなもんで、追試の権利が得れるだけLuckyだろうなぁと
Londonからの帰りで考えていた(そんなこと考えてるから忘れ物するんだ)
他の2つも同じ 一発Failは逃れる事も可能かもしれないが、追試があってもおかしくない状態。 だってどっちもギリギリまで書いてて リサーチに当てる時間も考える時間もすごい限られてたのも事実。 実際今じゃ何書いたか覚えてないしw 
どっちにせよ、一発Failもありえる自分の所にメールが1つも来ないのはどうしてだと自問しつつ部屋にいた。 てか 気になって眠れない・・・ あんだけ疲れてたのに。
だって一発Failだとある意味 本国強制送還で今後の自分の計画が何もかもと変ってしまう。 それに例えReferで首がつながったとしても追試は通常の課題より評価が厳しくなるので、チャンスはあるが勉強を続ける保障はしてくれないのも事実。 実際、前のタームでは追試で通らなかった人も結構いた。 どっちに転んでもいい事無いわけです・・・(もちろんReferの方がマシ)

そして、火曜日。成績発表の日
てか、成績でるの早いねぇ ウチの所は 先生達はすごい頑張ったんだなぁと変な所で関心してしまう。 だって1つあたり5千字のレポート50人分を4つ (すべてが5千字じゃないが)を3・4週間で読んで、一人一人フィードバックの用紙を書いていくんだから(A41枚) 結構な仕事量だと思う。
とりあえず確実に火曜日にメールが来るとは分かっていたので、ひたすら待つ。 バス会社にも電話して時間を潰すがすぐに用事がすんでしまう。 今日は車屋さんで車検の事も話さないといけないけど、メールが気になって家から離れなれない。 てか メールを待ってる行為事態が耐えられない・・・

よって直接乗り込んでやりましたよ。 学部の方へ。

案の定学部の方は静まり返っていて、受付の方に数人いるぐらい とりあえず受付の人に成績を教えてくれと頼んだ。 kateという人がうちのコースのAdministratorなんだけど偶然彼女がオフィスにいるので直接頼んでみた。 (まだメールが来ないからどうなってるんだぁぁぁ!って)
そしたら、彼女は「昨日何も受け取らなかったら(メール)PASSよ」とあっさり一言で言いきった
へ? PASS? 俺が 4科目と全部?
(「ふ、騙されないぞ Kate 俺が4つともPASSなんてことはあり得ない ちゃんと調べてくれ~」)って自分中ではこんな感じだったので、実際に自分のコースワークを探してもらう事に そこにちゃんとPASSしてるかしてないか書いてあるからね
そして Kateがオフィスに戻って探してる間 数分・・・ めちゃくちゃ緊張した。 多分これほど緊張する事は今まで無かったかもしれないぐらい緊張した。 そして彼女が自分のコースワークを持って来てくれた。
「3つがPASSグレードで1つがMerit おめでとう」と彼女
はぁ? マジですか? とにかくすべてのフィードバックを見る、
Dissertation Proposal, PASS
Intercactive Skills, PASS
Strategic Management, PASS !!!!!
そしてContemporary Issues, Merit !!!!!!!
通った? 全部通ちゃったの??? しかもMeritグレードまであるし・・・ 
その後、一人でいつものCafeに行きいつものカプチーノを片手にすべのフィードバックを見る 確かにすべて通ってる・・・・ けどけど マジで? 
結局、その後 夕方になって自分と同じすべて一発でPASSした友達と会うまでは、イマイチ実感が無いって感じだった。 けど時間が経つにつれてだんだんとそれが現実味を帯びてきて何とも言えない感じだった。
今回のグループメンバーのJESUSもすべて一発PASS やったね!!♪

たぶん今日が自分のOxfordの留学の中で一番Happyな日だと思う。

この記事を書いた人

花城 康貴
花城 康貴
1978年生まれ。特定非営利活動法人フローの代表理事。リクルート新卒入社後、新規営業から商品企画、ネット集客を経験、2010年退職後、自身で通販サイトをオープン、2013年大阪に帰阪、2016年に教育事業を開始。2018年6月スウェーデン訪問時にSDGsに触れ大きな衝撃を受ける。好きな言葉は、「一燈照隅 万燈照国」SDGsの理念と似てるなと感じています。

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